会話を楽しむ
中学時代の親しい仲間数人と年に3~4回ほど食事会を今でも続けている。
以前は夜居酒屋などで行っていたが後期高齢者となってからはファミレスでの昼食会に変更した。ファミレスのいいところは時間に制限されないところである。従って、12時に集まって3時間くらい昼食を食べながらおしゃべりを楽しむのが通例となっていた。
ところが前回は違っていた。いつもの通り3時ころ解散したのだが帰っていったのは男だけで女性陣はそのまま居座ってさらに2時間ほどおしゃべりを続けたらしい。
女達がこんなに長い時間会話を楽しむことができるのは思うに「生活の話」をするからだろう。男どもがする趣味とか時事問題などでは意見の違いがあって会話を楽しむということにはならない場合が多いが生活の話だと意見の衝突は起こらないのだろう。
会話を楽しむことができる女どもはうらやましい限りである。
ある天下りの話
会社に入って数年が立ち社会のことが少しづつ分かりはじめたころのことである。
定年まじかの私の上司がある日を境に突然子会社のある管理職の一人を毎日のように怒り始めたのである。それがひと月あまり続くとその管理職の人はノイローゼ気味になりやがて降格になってしまったのであるがその空いた管理職のポストに定年を迎えた私の上司が天下ったのである。さらに付言すれば降格された管理職の人は勿論子会社のプロパー社員であった。50年位昔の話である。今どきの若者は・・・とよく言われるが当時はこういう管理職があちこちにいたのである。彼らは若い時代を戦争の中で過ごした人たちであることも付け加えておく必要があるように思う。
忖度
忖度という普段あまり聞かない言葉が新聞・テレビを賑わしている。首相夫人が名誉校長に祭り上げられていた学校に対し首相夫人の意向を忖度して財務省の役人が国有地を安く払い下げたのではないかという話である。大いにありうることだ。
しかし、もしそうだとすればなんと下手な忖度の仕方だろうと思うのだ。9億もするものを1億で売れば後に疑われることくらい判らんのか?もしそうなれば忖度したはずが裏目に出て総理に迷惑をかける。東大出でなくともそれくらい考えて忖度するものだ。
私見だが、3億くらいにしとけばよかったのかも?。
追伸。小遣い稼ぎのコメンテーター諸君、どうせくだらないことを言うのならこれくら いのことを言ってくれ。