ある天下りの話
会社に入って数年が立ち社会のことが少しづつ分かりはじめたころのことである。
定年まじかの私の上司がある日を境に突然子会社のある管理職の一人を毎日のように怒り始めたのである。それがひと月あまり続くとその管理職の人はノイローゼ気味になりやがて降格になってしまったのであるがその空いた管理職のポストに定年を迎えた私の上司が天下ったのである。さらに付言すれば降格された管理職の人は勿論子会社のプロパー社員であった。50年位昔の話である。今どきの若者は・・・とよく言われるが当時はこういう管理職があちこちにいたのである。彼らは若い時代を戦争の中で過ごした人たちであることも付け加えておく必要があるように思う。
忖度
忖度という普段あまり聞かない言葉が新聞・テレビを賑わしている。首相夫人が名誉校長に祭り上げられていた学校に対し首相夫人の意向を忖度して財務省の役人が国有地を安く払い下げたのではないかという話である。大いにありうることだ。
しかし、もしそうだとすればなんと下手な忖度の仕方だろうと思うのだ。9億もするものを1億で売れば後に疑われることくらい判らんのか?もしそうなれば忖度したはずが裏目に出て総理に迷惑をかける。東大出でなくともそれくらい考えて忖度するものだ。
私見だが、3億くらいにしとけばよかったのかも?。
追伸。小遣い稼ぎのコメンテーター諸君、どうせくだらないことを言うのならこれくら いのことを言ってくれ。
小池嫌いの意見
FACTなんてわざわざ英語で言うな「事実」といえ。都民には英語の判らんじいちゃん・ばあちゃんもいっぱいいるだろうが・・・。
普通じゃダメ
テレビに出る人は普通じゃダメだ。容姿とかものの言い方とか考え方とか兎に角変わってなくてはいけない。最近では政治の世界も同様で普通じゃないことをそれも激しい口調で言う人が有名になっているようだ。大衆は派手な衣装で着飾った人と激しく叫ぶ人には弱いのだ。国会でもえらい議員さんたちが「これはどうなっているんですか?」と普通に聞くのはダメで「どうなってるんダー」と怒鳴っている。
普通はダメなんでしょうか?
病院通い
年を取るといろんなところが悪くなり病院通いが多くなる。病院通いと言っても若い時は風邪をひいて注射を打ちに行く程度であったが年寄りの場合は手術や入院が必要ですということになる。そうなって病院通いを始めると、世の中には病気で苦しんでいる人がたくさんいることが判ってくる。なかには、生きていてもしょうがないと思うほど重度の病気を抱えた人もいる。そういう人たちを本当に殺してしまった若者がいた。
年を重ねたおかげで己も病院通いをする身でありながら重度の病気で苦しんでいる人に同情の念を覚えることができる。何もしてやることはできないがそれだけでも少しは役に立つのかもしれない。だから、若者には不幸な人を見かけたときには自分の幸運に感謝することから始めてほしいと願うものである。